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鉄とカーボン S・H

 「ああ、これこれ。」 民謡のお囃子ではありません。部品が無くて約半年ぶりに修理から帰ったクロモリ(鉄)の自転車(ロードバイク)に久しぶりに乗った時の私の第一声です。この自転車は約8年ほど前に約10万円で買ったもので、数々のトライアスロンも自転車レースもともに戦った戦友の様なものです。3年ほど前にカーボン製の自転車を買いレースで使い出しましたので、このの自転車はもっぱら練習用、それもカーボンに比べて重いのと、下り坂の高速で不安定になるので平地での巡航専用車として使っていました。素材は(重いと言ってもママチャリと比べるとかわいそうですが)ですので錆が至る所から発生します。もともと入門車で、特に良い部品は使っていませんので、新車時からまだ交換せずに残っているのはハンドルとフレームくらいしかありません。

 カーボンは今では誰でも知ってる、鉄よりずっと強くて、重さは鉄の1/10のハイテク素材。自転車でも高級車から普及していき、今では10万円ほどのロードレーサー入門車からカーボン製があります。カーボン製の良さは、に比べての話になりますが、まず軽いこと。これは自転車での最大の武器になります。そして、錆びないこと。逆に欠点は価格が高い事。計算された方向以外からの圧力に弱い事。自転車では余りないことですが、横からの衝撃には折れたりします。デザイン的に鉄のような細身のクラッシカルなラインが出せない事。メンテナンスをしても何十年もの耐久性はないこと。そして、私にとっての最大の欠点は乗り味が硬い事です。短時間のレースならよいのですが、日々乗ったり、長時間乗ったりすると、特に腰に不安が有る私などは乗るか降りるかの問題になります。半年間カーボンばかり乗っていた私の体が、久しぶりに味わうの乗り心地の良さが、冒頭の「」内の言葉になりました。

 この様な鉄とカーボンの関係は、なにも自転車に限らず日常の至る所にあります。従来の技術に対してある一つの目的を達成するために画期的な別の技術が開発されると、その目的に関係ない人達もあたかも万能の技術が開発されたとその新技術に飛びつきますが、時間が経つとそれは自分には関係なかったと、前の技術を振り返るというものです。開発者もそうですが、利用者も正に試行錯誤で自分に最適なもの、心地のよいものを探し求め、探し当てる為に日々生きているという側面はあると思います。S・H



投稿日:2016/03/08   投稿者:-