日記
北海道へ社内旅行② S・H

 二日目はまず、知床半島の北側を海から見るということで、観光船で1.5時間ほど断崖絶壁の海岸線を遊覧しました。知床半島の付け根から半分くらいまでですが、結構ヒグマや鹿の大型動物も船上から見つけられるという触れ込みでしたが、当日は残念ながら見つけられませんでした。当日は快晴でしたが、船上を吹く風はかなり寒かったですが、折角ですので多くの時間を船外のデッキですごしました。

 次は羅臼峠まで車で上り、はるか眼下に見えてきたのが北方領土の一部でした。下半分は雲の下でしたので、領土の全体像はうかがい知れませんでしたが、これがあの「北方領土」か、と何故か感無量の思いでした。これが又、日本領土になる為には再度、ロシアと戦争して取り返さないと、ロシアもそう易々とは返さないと思われます。四国の地から地図上で「あんな最果ての小さな島、くれてやれば?」と軽く考えていましたが、目下に横たわる巨大な実物をみればそう軽々しくも言えなくなりました。

 規模は違いますが、我々の仕事として土地の境界の問題がちょくちょく出てきます。それも、数センチの事でわあわあと言ったり、隣同士で犬猿の仲になったりと、とかく領地(所有地)の境は深刻な問題に発展しがちです。ましてや巨大な島丸ごとだったりすると、平和的な解決の方法などあるのでしょうか。ここに来る皆さんと同じように具体的な解決の方法など思い浮かべもできず、我々もこの地を後にして羅臼の町に下っていきました。

 羅臼側(知床半島の南側)の海岸線は北側と違い砂浜が続く、我々にも慣れ親しんだ風景に近いものです。ここから、トドワラ・ナラワラ(立木が海水で枯れたままの状態で存在するエリアです)を経由して、摩周湖へ向かいます。

 幼いころ 布施明「霧の摩周湖」が流行り、同世代以上の人らには懐かしい地名です。助手席の妻と共に40~50年振りに自然に口をついてくる歌詞を驚きともに口ずさみながら真っすぐな道をひたすら進んでいきます。しかし、ここは歌のイメージとは大違いでした。歌ではなんか夜めいた暗いイメージがありますが、実物のそれは真っ青で非常にきれいなものでした。私の見た生涯で最も美しい湖と言っても過言では有りません。通常見る湖はダム湖であったり、琵琶湖や諏訪湖等の周りに生活圏があるもので湖自体が美しいとは言い難いものでしたが、このように湖畔に踏み入れることも出来ない(物理的にもたぶん法律的にも)環境保護は鉄壁の要塞のようなもので、「ザ・湖」(これぞ湖の意味)のようでした。

 摩周湖を後にした我々2台のレンタカーは、硫黄山を見た後、今日の宿泊先ではる阿寒湖畔のホテルへとむかいました。 次回に続く。

 

投稿日:2016/07/06   投稿者:-