趣味とまでは言えないけれど ② S・H兵頭
今月18日分に続く。
高校時代に触れた洋楽が、大学進学と共に更に身近なものとなりました。
私は大学進学に合わせて、東京の渋谷区初台の日経新聞専売所で新聞奨学生として、東京生活を始めました。北海道・新潟・富山・群馬・茨城・熊本そして愛媛出身の私の7人が同期として入所し、香川2名・青森・埼玉・愛知・佐賀出身の先輩5人とが一つ屋根の下での共同生活が始まりました。全員が大学生か予備校生でしたが、目移りの多い多感な年ごろとしては、大変辛い1年間(4年間学業とともにやり切った人は尊敬に値します)でした。しかし、同じ目的を持って共同生活を若い時にやれたことは一生の財産だったと思います。
一方、楽しみもありました。香川の一番年長の先輩Dさんが高卒後、一度音響メーカーに就職して、そこでステレオのスピーカーを製造しており、その腕を活かしてみんなのスピーカーを作ってやっていました。だから、ほぼ全員が3畳ほどの個室に不釣り合いなステレオセット(勿論LPレコード)を組上げていました。十数人それぞれの音楽の好みがあり、あの人に部屋に行くとクラッシック、この人の部屋ではジャズ、あるいは日本の歌謡曲と様々でした。ヘッドホンを使っている人もいましたが、私はそんなものは使いません。今同様に遠慮なく響かせていたように思います。
その様な環境で私がハマった音楽が、いまだに愛聴しているピンク・フロイドです。過去から現在を通してバンドは数あれど当時一部で流行っていたプログレッシブ・ロックの雄、私に取っていまだにこのバンドがナンバー1です。続きは又の機会に。S・H兵頭
投稿日:2018/01/28 投稿者:-