一昨日、大掃除の為に休場していた市営プールに約一月ぶりに行き、泳いだところ500m程で寒いのと肩回りがとても疲れたので早々と引き上げました。一月も動かさなかった筋肉はやはり衰える事を実感した次第です。
さて、前回の続きですが、尾瀬に関する私のイメージはと申しますと、山の中腹の窪みの湿地帯に咲く可憐な水芭蕉が象徴する可愛らしいものでした。これは「夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 --- 水芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている水のほとりーーーー」と唄われる童謡 夏の思い出 からのものでした。
実際の尾瀬は、ここは北海道かと勘違いするほどの広大なもので、この標高1500m程の高地の山々の窪地によくこれだけの平坦な土地、それも湿地が出来たもんだと、感動ものでした。又、水芭蕉も童謡にある可憐さよりも、熱帯植物のように大柄で力強いと言った風情です。いい意味での期待の裏切られ方をしました。
この様に広大な尾瀬には多くの登山姿の健脚が、それなりの装備をまとい訪れていました。私はトレッキングシューズしか持ってこず、日帰りの為、初心者コースを行きましたが、それでも標準で5.5時間かかると案内板に記されています。バイクで来ていた私は暗くなっては嫌だと、急ぎ足で回りました。1時間歩いてもさほど景色が変わらないほどの広さがありましたが、梅雨のあい間の快晴の空の下、大自然の中をほとんど疲れもなく早足のままで歩き通せました。後から思うに、長い間水泳が出来なかった代わりに、山登りを日々の運動の中で多めにした効果だったのかと、水泳の後の肩の重さを感じた時に、そう思いました。しかし、薄い靴下しかもっていかず長時間歩いた私の足の三本の指の爪は血豆が出来て、間もなく剥げるでしょう。 (次回に続く)