スイミング S・H兵頭
トライアスロンの種目で何が一番きついか?と以前はよく聞かれた。全力でやれば全部キツイと答えていた。個別に言うと、ランニングは下半身全体、自転車は太もも中心に全身で脳内も酸欠状態、スイミングも全身で肺と脳内が酸欠状態と言う具合である。
今アジア大会の水泳競技をテレビでやっているが、水泳選手の体形は異常なものがある。手足の長さ、頭の小ささ、肩幅の広さ、胸と背中の異常な盛り上がりとその反対で腹から腰下の細さは同じ人間とは思えない。多分陸上での日常生活は苦手な人が多いのではないだろうか。気持ちも体もアザラシやイルカに近いのかもしれない。
スイミングはある意味ヨガ(やったことはないが)に似ているのではないか。力を入れればそれはハードな種目でもあるが、水中に浮いて体のどこにも負荷を掛けないという意味で、泳げる人が手を抜こうを思えば陸上のウォーキングよりもソフトな種目でもある。
こんな特性があるので、スイミングはリラックスしたい時に特に向いている。寝不足な時やイライラしている時、不安感がある時、ランニングをして下半身に疲労がある時は軽めに、嬉しい時、気分が高揚している時は強目にという具合である。当然屋内だから、寒い日、暑い日、雨の日は特に重宝している種目である。
投稿日:2018/08/22 投稿者:-