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農作業への思い 兵頭

 今年も実家では6月上旬田植えをやった。昨年の11月に稲刈りをしてから、私が12月、3月、4月、5月、6月と田起こしをトラクターに乗りやってきたが、今年から6月の田植え直前の代掻きは他に頼むことになった。田の四隅の角を平坦にする作業を今までは人手でやっていたのだが、最近は皆機械でやるそうで、我が家もそれに倣った。

 これで、稲作の作業の内、他人に頼む作業が代掻き、田植え、稲刈り、脱穀となり、農家出の私としては複雑な気持ちである。農家としては重要な作業であるが、人手で全てやることは昔の人は皆やっていたことだから、理屈では出来ない訳ではないが、非効率この上なく重労働のこのような作業を現代でやるのはテレビ番組か変人くらいなものであろう。かたや全ての作業に応じた機械をいれるとなると、これも趣味道楽の世界である。

 小中時代、家族総出のこのような作業に当然私も駆り出され、いやいやながら手伝った。塾や部活や試験などの諸用が入ることは、このような時には嬉しかった。親としては農業は将来性のない仕事だから、後を継ぐ事は期待してなかったようだったが、猫の手ほどの助けにしかならない私を手伝いさせることにより、農家の長男としてはこのような作業をして一家が生活しているんだと言う事を覚えていて欲しい、との親の気持ちを感じ取る年に私もなったんだなと思う。

 一時は農業離れがマスコミでも頻繁に取り上げられ、農業人口の減少に危機感を持つのが社会共通認識だったと思うのだが、今は国全体の少子化という大問題に農業という一供給分野の問題も隠されているようだが、事態が好転しているわけではない。いずれまた、この問題も表面化してくるころにはさらに深刻なこととなっているだろうか。

 

投稿日:2019/06/29   投稿者:-