良いのは良いのですが--- 兵頭
毎日暑い日が続いている。私はこんな日は嫌いではなく、汗が噴き出る様な状況でも、私自身の体調が普通なら、むしろ気持ち良いくらいである。
昔乗っていたヤマハ・セロー(250cc単気筒オフロード)に久しぶりに乗った。乗りやすい。自転車に毛が生えた程度だ。気持ちいい。無駄な力が抜けて、心が癒される。それでいて、100km/hは何とか出るので通常使いに過不足はない。第一この季節、大型バイクはエンジンの放熱が凄まじく、湯たんぽを足の間に挟んでいるような状況になるのだが、股が全く熱くない。いいとこ尽くめの様だ。ロングセラーの理由も分かる。
しかし、一つ物足りないのだ。迫力がない。バイクにはこれが絶対必要だ。これがあるから、憧れも恐れも自制心も操る満足感も生まれる。これがない状態を満足しているとしたら、心が老化しているということだ。心の老化は体の老化から始まっている。抗わなければいけない、心地よい老化から脱しよう。
投稿日:2019/08/05 投稿者:-