一時マイブームと言う言葉が流行ったが、一時のブームではない。こだわりの逸品ともちょっと違う。通が認める逸品では無いからだ。お気に入りでは軽い気がする。一生物とも違うようだ。替えが何時出てくるか分らないからだ。
最近、私の大切な物が私の中で次第に明らかに成ってきた感じがする。鮮明化している。沢山候補がある中で、最終的に「それ」が残って来た感じだ。「それ」は池の中の杭のようなものでもあり、余分なものを削り落として来た作業にも似ている。自分の原点とも言えるし、基準点とも言える。それらを個々に挙げてみる。
映画は数千本見てきたが、マイベストは「LIFE!」である。同名の映画は何本かあるが、ベン・スティラー監督・主演のものである。兎に角、ウキウキする、ドキドキする、笑わせる。そして、自己投影できる。しかし、アカデミー賞を取った訳でもないし、名作と言われるものでも全くない。大ヒットした訳でもない。なぜかわからないが、兎に角どんな映画よりもしっくりくるのである。
邦画では「寅さんシリーズ」である。前者のようなスピード感はないが、見た後みんなハッピーになる映画である。そして両者の共通点が、旅のシーンが良く出てくることである。旅好きな私はこんな処も自己投影できる部分だなと思う。
音楽は最近鮮明化したものではなく、昔からではあるがピンクフロイドの「ダークサイド オブ ザ ムーン(邦題:狂気)」である。45年ほど変わらずマイベストアルバムである。この作品は私の映画と違って、ロックの名盤ベスト3にいつも入っているほどの名作中の名作である。特に後半の盛り上がりは、クラシックのベートーベンの交響曲第9第四楽章の盛り上がりに似ていると、誰からも聞いたことは無いが、聴くたびにいつもそう思っている。
旅先は長野である。これはよくブログに書いているので省略するが、そういえば寅さんの旅先にも良く登場する。と言うことはこれも音楽同様に定番なのだ。
バイクはこれも余りにも頻繁に書くので、省略する。ドゥカティ ムルチストラーダ1000DS。いわゆる名機でも何でもないが、これ以上しっくりくるバイクは無い。
長くなりそうなので、今日はこの辺にしておこう。兵頭