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大谷ウォチャー 夢の続き

 ホームランはフェンスをギリギリ超えるものでも、フェンスを余裕で超え場外まで飛んで行くものでも、1点は1点である。ピッチャーは162km/hを超えようが、スローボールだろうがストライクゾーンに入ればワンストライク、外ればワンボールとカウントされる。これも同じ野球のルールである。

 昨日、MLBエンジェルスの大谷選手がピッチャー兼2番バッター(今の野球、特にアメリカでは、チームの最強バッターは3番や4番ではなくて、2番である)という歴史的に珍しい出場形態で出場した。そして、それは全米に生中継されることになった。(アメリカは広く、かつ多くのエンタメやスポーツがあるので、ロサンゼルスの田舎町のプロ野球が全米に中継されることは珍しいらしい。)これも、特異な能力を持つ彼の完全復活を予感させるオープン戦の彼の成績が、コロナ禍に痺れを切らした全米の野球ファンに訴求した結果なのだろう。

 そして、彼は1回表を160km/h超のスピードボールで3アウトを取ると、その裏の2番バッターとして、相手の初球外角高めの157km/hのスピードボールを185km/hのスピードで粉砕音と共に打ち返し、135m向こうの最深部の観客スタンドの中段へ突き刺した。この1回の表裏の映像は今年のMLBを象徴する2シーンになるであろう。

 なぜ私を含めて世の野球ファンは日本でもアメリカでも、敵でも味方でも、大谷選手が好きなのだろうか。成績だけなら冒頭に書いたように、ギリギリのホームランを技術で打てる人の方がよりたくさんの数を打てるだろうし、そこそこのスピードボールでコントロール良く打者心理を読んで投げれる人の方がたくさん勝ち数は得れるだろう。しかし、より多くのファンが「プロ」野球に求めているものは、単純な勝ち負けではなく、記録簿に残る数値でもなく、より刺激的で圧倒的で誰にも真似できないプレーなのである。そこまで大振りしなくてもフェンスは超えられるよ、とか打たせて取れよ、とかの高校野球のコーチが言うような事は今更聞きたくないし、時間やお金を払って見たくはないのである。

 多くの興味ある事々が身の回りに溢れる中で、私が見たいのは特別な能力がある人が、真剣に、かつ非効率的かつ馬鹿馬鹿しいほどのパワー・スピード・テクニックで魅せてくれるプレーなのである。「三つ子の魂百まで」と言うが、子供のころ寝床の中で見た夢の続きを、60過ぎてた今も見ていたいのである。

 今年はこの「大谷ウォチャー」の日記が多くなりそうな予感がある。

 

投稿日:2021/04/06   投稿者:-