昨年後半に受験勉強(賃貸不動産経営管理士試験)を数十年ぶりにやり、その時の久しぶりに味わう緊張感や高揚感から、次の 何か脳を活性化させてくれるものを探していたのであるが、いいものを見つけた。
前回(4/13日分)に私の休日の行動予定に書いたのであるが、その中で書いた「英語」については休日だけではなくて毎日朝と夜の計2~3時間くらいその本を読んでいる。これは読書というより勉強といった方がよいだろう。なぜなら1日に文庫本1ページ位しか進まないから、読書とは言えない。それも二度日本語版で読んだ「アルケミスト(錬金術師)」の英語版であるので、全体のストーリーは覚えている。だからこのスピードでも何のことか分からず、登場人物が頭の中で迷子になって本に飽きて止めてしまうこともない。いややはり、勉強とも言うのも受験をイメージするので嫌なので生涯学習を連想させる、学習と言っておく。
この学習は、英検とかTOEFLとかの受験目的では当然ない。あくまでも、実用重視である。従って、難しい単語や専門用語、言い回しは飛ばして、ヒヤリングとスピーキング重視で進んで行きたいと思っている。要は国外に出たときに、私や家族が路頭に迷わず、生活できて、かつ楽しめるためのコミュニケーション能力を得るためのものである。
ここで、大変役に立っているのが、スマホのアプリ「グーグル翻訳」である。これを使うと、私が本を読んで通じる発音かダメなのかが即わかるし、ネイティブスピーカーの発音(少し機械臭がする発音と速いのが欠点と言えば欠点である。バージョンアップ版ではスピードの上げ下げも出来るようになればさらに使い勝手は良くなるだろう)の聞き取り練習に最適である。何回、何十回と気が済むまで繰り返し聴ける。また、名文と思う所を私が吹き込み、それをネイティブ英語で聞かせてくれるので、覚えようという気になる。また、単語のみの翻訳機能もありので、辞書いらずである。さらに、学費ゼロ、通学時間ゼロ。
以前は、外人講師の英語塾に数年通っていたこともあったが、うまくいかなかった。こちらの興味の無い教材や話題だったり、こちらの能力に合わせすぎたり、自分を含め他の生徒の下手な日本語英語に付き合ったりしなければならなかったからである。このような無駄な手間・暇・費用はもう、過去のもの?もちろん、私がこれで英語が上達したらの話であるが。
幸い、今私はこの方法での英語学習を楽しんでいる。そして、私は必ず上達するだろう。なぜなら、受験勉強のような期限がないからであり、中学生以来50年以上も「英語は大事だ」という言葉が刷り込まれてきた者の心の底にマグマのように英語に対する劣等感が溜まり渦巻いており、これがある限り、また、上記の楽しい目的がある限り、これらをパワーの源として、頑張れる(長く楽しめる)自信があるからである。兵頭