昨日も先週に続いて小田スキー場へ行って来た。先週の寒波により、道路も山道は冠雪し、スキー場までの残り30分程は雪道ドライブを楽しめた。ゲレンデの状態も最高で、まだ新雪の残る中を飛ばした。昨日は気温が低すぎて手袋を脱いでおられず、いつものリフト上でのアイフォンでの英語学習は出来なかったが、これだけは仕方がない。お陰で雪質がよかったのだから。
ところで、私はスキーをした日はどうしたわけか「良い一日」だったと思ってしまう。前回の日記も今回のもタイトルにそう書いたが、何故だろうか。他のスポーツ、例えばいつもやっている水泳、ジョギング、自転車、山登り、ウォーキングこれらをやった日でも、今日は良い一日だったとは絶対思わない。一日のスイッチを入れる為と健康維持が目的なのであるから。
時間の問題だろうか、スキーをやるには朝から夕方まで(実動は10時位から15時位までで、行き帰りの車移動を含めて)、ほぼ一日掛かりである。一方、他のスポーツは移動時間含めて1~2時間で完結する。そのアドレナリンの発生量のせいだろうか。
では、純粋なスポーツではないが、バイクツーリングや車のドライブも長時間になることがある。しかし、この私の趣味と言えるものでも「良い一日」だったと、思ったことがあっただろうか。否、記憶にないな。アドレナリンもそれなりに長時間出るには出るだろうが、「疲れたが、面白かった」 そこまでである。一日と言う俯瞰的なまとめは出来ない。
それは記憶が重要な働きをしているのではないだろうかと思う。十代終わり頃~二十台後半まで過ごした東京、そこでの冬の思い出としてスキーは強烈に私に残っている。必ず泊りがけで、場合によっては夜行バス・列車で当時の友人らと出かけた思い出が、この種目独特の寒さ、恐怖感、大自然の中と言う皮膚感覚や状況設定と相まって、スキーを私の中では別格のものとして扱っているのかもしれない。
そのように考えると、冬には冠雪した大きな山々が見える処に住みたい、春には冠雪した山をバックに桜が見たい、という私の心の奥底に眠り、時々地表に現れてくる思いにも合致するのだが。兵頭