白馬行

  今年の白馬行は折から大雪警報の中、雪国の醍醐味を存分に味わう事ができた。

 滞在中ずっと雪は降り通しで、車は常時数十センチの雪を乗せて走っていた。愛媛で抱いていた雪恋しの気持ちも、雪の壁の中を走るだけで充足された。ここでまず、遠路やはり来て良かった、と思う。

 次に、田舎の田園風景の雪景色である。白と黒の墨絵の中に雪が舞う中、車を停めて愛媛の友にこの風景をお裾分けしようと携帯のシャッターを押す。或いは降りしきる夜の雪の中、宿から漏れる灯りに携帯カメラを向ける。ここで又思う。来て良かった。

 そして、ホワイトアウトの中でも目を凝らして吹き上げる雪に逆らって滑り降りる新雪の心地よさ。しかし、やはり思うのは、晴天の下での爽やかなシュプールであった。兵頭

 

投稿日:2022/02/28   投稿者:-
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