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うちのじいちゃん

 うちのじいちゃんは、明治生まれで37年前に82才であの世にいきました。じいちゃんの本業は、とうふ屋です。自転車で出来立てのとうふを売りに行くのですが、道でへびに出会うと自転車を降りて、へびが道を渡りきるまでずっと待っているやさしい人でした。また、町内運動会で自転車競走の選手で出場した時、直線でスピードを出し過ぎてカーブを曲がり切れず近くにあった山に激突してみんなが大笑いしたそうです。その様子を見ていた小さかった親父は、恥ずかしくて穴があったら入りたい気持ちでいたそうです。

じいちゃんの遺品整理をしていた時の事です。押入れからたくさんの太鼓が出てきたので、近所でじいちゃんの年に近い人に聞き込み調査を始めました。サイドビジネスで、プロの芸人を集めると、芝居ができる小屋を借りてお客さんを呼んでお金儲けをしていたそうです。今風でいうと、お笑いの吉本興業のようなお客さんを喜ばす商売をしていたそうです。

また、じいちゃんは若い頃、家の2階で社交ダンスをしていたそうです。大洲の小さな田舎町です。20・30年先をいっているような人ではないかと思いました。

じいちゃんは小遣いをくれないので、私の中では、「けちのじいちゃん」であまり好きではなかった。じいちゃんは、字があまり読めなかったのに家を何軒も持っていたそうです。学歴は関係なく、頭の使いようでお金を稼げることをじいちゃんから教わりました。また、親戚で早いうちにご主人を亡くして苦労をしている母子家庭の人には、家をゆずってあげたりしていたので、「けちのじいちゃん」から「尊敬するじいちゃん」に思えるようになりました。

                                                おけいさんより

投稿日:2016/09/25   投稿者:-
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