10数年前のある日、私は新聞紙やチラシの束をひもで括っていました。括り終えその一つの束を無造作に引き上げようとした瞬間、その時がギックリ腰 腰痛との戦いの始まりでした。
その日はまともに歩けず、ベットから起きだすのに(嘘みたいな)小1時間かかる始末。それから、症状は緩和してもいつも鈍痛の地雷源が左腰に埋め込まれているようでした。
私も自分なりに、色々な腰を伸ばすストレッチや腰の周りの筋肉を鍛える運動を継続してやってきましたが、症状は変わりませんでした。そうするうちに数年後、二度目のギックリ腰になり、これはもう一生付き合って行かないといけないと観念しました。幸い日々の生活やスポーツにはさしたる影響はなかったものの、重いものを持つ作業を長時間した後は、数日間は腰が重い状態が出続けました。
数日前、新聞のテレビ欄でよくある腰痛改善の言葉を見つけました。今までもいろいろなテレビや本でこの種の情報を得て試みてはみるものの、どれもがハズレのものばかりでした。
この番組(NHK「ためしてガッテン」)によるとその原因は、なんと「寝相の良さ」にあります。いつも真上に体を向けて寝ている人は腰痛になりやすいとのこと。その理由は寝た姿勢で腰骨の上に約4kgにもなる自身の内臓を乗せているからです。この重みが長年の間に腰骨当たりの神経を圧迫して、慢性的な腰痛を引き起こします。これを防ぐには寝相が悪いこと、すなわち長時間真上を見ない体勢で寝ることが重要と言います。
又、寝ている最中にこの様なことは当然意識できませんので、寝る前に肩から腰、そして太もも辺りの筋肉を伸ばしておくストレッチ(4種類を実例)をすること。そして、硬めの寝具や頭が床面に水平になる枕などで、寝返りのし易い体と環境をそろえることが具体的に説明されていました。
さて、半信半疑のままこれを実行した翌朝、目からウロコ、いや「腰から鎖」とはこのことで、10数年来の鈍痛が90%無くなっていました。若干の違和感が残ったままですが、それでもこれは劇的改善と言えます。番組では数か月続けることが重要と言っていましたが、数か月どころかずっとやっていくつもりです。そのうち知らないうちに腰痛とはどんな痛みだっけ?と言える日がくるかもしれません。S・H
PS. MLBではシカゴカブスが108年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たしました。メジャーリーグファンな らお馴染みの弱い故に愛されるキャラクターだったチームの優勝パレードには今朝の新聞によると、500万人のファンが沿道を埋め尽くしたそうです。そして、パレードで通る川もチームカラーのブルーに染められたとのこと。同じブルーをシンボルカラーとする弊社にとっても縁起のよいものとなりました。