赤いトウガラシこと、ドカッティ ムルチストラーダ1000DSの車検を受けた。購入してから2年間、2万キロのオドメーターが3万キロと少しを表示していた。
この二年間に調子が悪くなったことは一度も無かった。2年間で掛かった費用は税金を除くと、立ちごけの修理費用と消耗品の交換代で5万円ほどで済んだ。今日改めて新しくなった車検書を見ると、平成16年初年度登録とあるので15年落ちであるが(私は今まで10年落ちくらいとばかり思っていた)古いイタ車とは思えない驚くべきフリーメンテナンス性である。
車検が完了し引き渡されるとき、担当者に言われたことに少し危惧を覚えた。エンジン音が大きすぎて車検が通らないので、マフラーの中に詰め物をしたらしいのだ。限度95デシベルが100dbを超えていたらしく、ぎりぎり通る94dbに下げられたらしい。
セルを回して落胆した。あの元気のいいはきはきした音が寝不足のような籠った元気のない音になってしまっていた。このバイクの命は高回転を使ったシャキシャキした走りと元気のよい音だった(この際はっきり言うが、コーナリングは悪く、乗り心地も悪く、絶対的なスピードは無く、安定性は劣り、見た目は不格好で、ブレーキの利きは悪く、夜のヘッドライトの暗さは恐怖----悪い所を数えれば多々ある)だけに、この良い面が多くの悪い面を圧倒的に抑え込んでいただけに、今後もこれに乗れるだろうか、自分の事ながら気持ちが離れるのが心配である。
いや、もうちょっと乗ってみよう。慣れるかもしれないし、別のいい所も出てくるかもしれない。事実、ディーゼル四輪の方も今月車検だったのだが、途中で嫌になっていたそのディーゼル音が3年で4万キロを超えた今は、オブラートに包まれたガソリンエンジンよりも静かで低音が逞しく、特に登坂では無類のパワーを発揮し、長距離走行では静かでハイブリッド車並みのエコカーとなる、そして何より今まで乗ってきた車に比べて運転が楽しい、という良いとこ尽くめに気持ち一つで変わったように、見方が変わるかもしれない。そう思って「令和元年」も乗り継いでいこう。
今時分の天気の良い日曜日の朝のトレーニングは自転車に限る。理由はまず、そんなに早くなくてもしばらくは交通量が少ないこと。6時台はすでに明るいこと。そして、熱くも寒くもない、ベストシーズンであること。こんな状況のなかで、重信川の河川敷サイクルロードを疾走する。眩しい朝日が体の細胞の隅々まで起こしてくれて、万能感が湧いてくるハイな状態になる。
この朝は暑く寝苦しくて3時頃に目が覚めた。以後寝付けなくて窓を網戸にし、スマホを開けたり、小説の続きを読んだりして、眠気を待っていたが、眠れない。血圧を測るとやはり高いので、朝のトレーニングは止めようかと思うが、やらないと一日中怠いので、自転車乗りのウエァを着て外へ出たのが6時すぎ。その続きは上記の始まりに続くのだが、ぼやけた頭の霧が数十分ごには晴れ渡った。
今日は、娘の弓道の試合がある。総体地区予選なので高校最後の試合になる可能性がある。朝食後、妻と見に行くことにしたが、最初で最後の見学である。
団体戦のメンバーには選ばれなかったので個人戦のみの出場になった。この子は、中学も高校もレギュラーになれなくても途中で辞めなかった。それは偉いのか、意欲が無いのか、どちらにしろ、頑張ってもらいたい。
5年ぶりの家族旅行だった。今回2人は欠けていたが、単独か夫婦以外でならキャンピングカーを手放して以来無かった。その辺の事も考えての、ハワイ旅行だった。
私にとっては、40年ぶりの再訪であったが、当時の微かな記憶を辿ってもワイキキはこれほど混んでいたのか記憶にない。建物はさらに大きく高く店舗も多く、ヤシの木の茂る巨大都市に変貌していた。
ハワイではアクティビティ三昧だった。オープンカーでのドライブ、ガラスのお椀を被っての水中歩行、カヌー、ウェイクボード、水泳、登山、母娘はショッピング。
そうそう仕事柄、分譲不動産も案内人同行で半日見学した。過去に業界団体の旅行でローマ、シアトル、上海、シンガポール等のマンションやアパートを見学していたが、今回のがロケーション良さもあって、最も素晴らしい体験だった。そして、4泊6日の日程もアッという間で終わった。
この間、スマホの歩行数は一日1万数千歩~2万数千歩を計測していた。旅行は一に好奇心、二に体力、三四がなくて五に会話力と思った次第だ。ただ、会話力が五番目だといっても、やはり旅の意義は人とのコミュニケーションによって深まると思うので英語力は日々努力をしてUPして行きたい。