本来バイクではなくスキーに乗っている時期であるが、先日は冬晴れの下、二台のバイクで大洲までの山道と海沿いの道の往復のツーリングに出かけた。
私のバイクの後シートには今二輪免許取得中の娘と、そしてもう一台のバイクのライダーは初心者マークの従妹である。まさか大阪の従妹がバイクを乗るとは思いもよらなかったが、中型免許を取ってバイクを選定中だと聞いて嬉しくなり、運転に慣れる為に私の250ccを貸した。そして半年余り市街地での運転に慣れたころに、何処かへ一緒に走りに行きたいなと思っていた処の、先日はその実行日であった。
従妹は山道を危なげもなく、250cc単気筒のセローを淡々と走らせ私たちに付いて来た。でもその軽装備を見て気温10℃以下では寒いだろうなと思っていたのだが。
私はと言うと、上からワークショップの目出し帽とフルフェイスヘルメット、バイク用の革ジャンの下にバイク用のダウンジャケット、その下に70Lのナイロンのゴミ袋に頭と両手様に穴を開けた物を被りハイネックシャツに厚手の下着二枚。下半身は防寒用に加工したレインズボンとバイク用厚手のジーンズの下に英国陸軍の野戦用の下ズボンに長下着のいでたちである。足元のブーツの中は2枚の靴下とナイロン袋で足首から下を防寒している。両手はナイロン手袋と毛糸の手袋を重ね、バイク自体にグリップヒーターと言う重宝なものが付いている。
この様な完全防寒の私でさえ服と服の間からの隙間風は寒いのだから、いくら一回り若いとはいえ街中での厚着程度では寒かっただろう。寒ければバイクのスピードを緩めればいいだけなので、登山と違い命に係わる事でもないので、しつこくは言わなかった。次回からは今回の事を参考にバイク用の防寒対策をするだろう。
彼女と言い、うちの娘と言い、オフシーズンの辛いライディングでバイクを嫌いに成ってなければ、春からの楽しいバイクライフが待っている。
この4~5日はウォーキングしかしていない。汗をかくような運動が止められているので、心身ともどうもスッキリしない。と言うのも12月の定期健康診断で血便が見つかったらしく、先日大腸内視鏡検査をした結果、ポリープが見つかりその切除をしたからである。運動だけではない。アルコールや香辛料もダメと好きなものは全部ダメである。
大腸内視鏡検査は初めてではない。20年ほど前に1度だけ経験があったが、その辛さ、痛さは例えようがないものだった。世の中で一番避けれるならば避けたい経験の中のトップクラスに当るものと言う記憶があった。しかし、時間が経ち記憶もだいぶ薄れてき、検査方法も進歩改善しているだろうと期待して臨んだ今回の検査であった。
結果はやっぱり痛かった。予想して身構えた以上に酷かった。何に例えたら良いのか、時間にして45分の間素人がプロボクサーに腹部をパンチされ続けたらと言えばわかり易いだろうか。(ほとんどの人は経験がないのでむしろ分かりづらいか)。胃カメラの方が痛いだの、お産の方が全然上だの人によってその程度は様々らしいが、兎に角私は二度とご免である。(ちなみに鎮痛剤を打ってから行う方法もあったが、又やらなければいけないとなったら使うことにしたい。)
今回の定期健診では特筆すべき事態は上記の件だけで、後は前年、前々年前と傾向は変わらない。改善を実行しているものは数値も良くなり、或いは良さを維持しており、実行できていないものはやはり悪い結果がでている。体は正直である。
私の場合の後者は悪玉コレステロール値の高さである。好物の肉、特に脂身が一番の原因であると最近薄々と察していたので、ちょっと辛いけどこの際サッパリ断ってみることにした。大腸内視鏡検査のような刺激的だが、まだ私が未知の検査・施術を受けることが無いように。