先月当日記で「スキーは腰痛に効く!?」と題して、スキーが腰痛に関わりなく出来て、尚かつマッサージの効果もあるような事を書いたが、半分正しく、半分は間違いだった。あの日記を書いて以後、だんだんスキーのスピードや強度を増していったり、スノボー用ジャンプ台でのジャンプや転倒を繰り返すことにより腰は疲労の度合いを濃くして行った。無理をせず慎重に滑れば確かにジョギング程度の腰への疲労感であるが、腰に減速時の力が加わったり又、転倒したりすると、その疲労感はその後1週間以上引きずるようになった。おまけに今まで痛くなかった右腰までも痛みを感じ出した始末である。
だから、ついに今年になって初めて前回の週末にはスキー場に行かなかった。代わりに水泳を多めにした。これは偶然であるが、自分がクロールで泳ぐ姿勢をスマホで妻に初めて撮影してもらったものを見た時、バタ足のバラつきが大きいことに気付いた。これの矯正のために初めて太ももの間にウキを挟んで下半身を割り箸の様に真っすぐ伸ばしたままで上半身のみで泳ぐ、水泳部のような練習をしばらく続けてみた。
その姿勢は下半身がいつもより浮くので上半身は反対に沈み気味になる。息を継ぐためには自然に胸をそり気味にする。どうもスキーを休んだことと、この水泳での姿勢が良かったようだ。これをしばらく続けてみよう。今日は腰へのシップ薬は張ってない。
ついでに書いておくと、ロードバイク。普通なら腰へも膝へも負担が無い理想的なスポーツであるが、腰痛時はあの前傾姿勢で太ももに力を入れて数千回も回転させる行為はダメだった。今回一度やってみて腰痛がひどくなったので、今月は一度もロードバイクには乗ってない。兵頭
2017年元旦に松山からスタートした当企画は4年間でフランスのリヨンまで来た。
前回’20年6/末時点(7/16日ブログ)でシベリア鉄道の終点モスクワまで到着したので、当初想定していた目的を到着した達成感からか、当ブログの本件話題の更新が1か月半以上遅れて本日になってしまった。
去年1年間の走破距離3,135km、内訳は以下の通りである。
・自転車 69回×25km=1725km
・ランニング 35 ×7 =245
・山歩き 63 ×7 =441
・ウォーキング74 ×7 =518
・水泳 83 ×2 =166
・スキー 2 ×20 = 40
合計 326回 3,135km
前回のブログを読み返すと、モスクワ到着から北へ行くか南に下るかはわからない様な記述をしていたが、そのまま西方面へ行く事にした。理由は後に記す。ルートはモスクワ→ミンスク(ベラルーシ)→ワルシャワ(ポーランド)→ベルリン(ドイツ)→ドルトムント(同)→ケルン(同)→ベルキー→パリ(フランス)→リヨン(同)
以上で3135kmは200kmほど足りないが、取り合えずここまで来たことにする。今秋に末娘が料理の勉強で1年程このリヨンに留学予定なので、一足先に私が4年かけて自走してきたという軽い落ちを言うためにこの地を到着点(今年の出発点)としたかったのである。少しリヨンの事をネットで勉強して、自身の渡仏に備えたいと思う。
さて、この机上の旅、次は第二の目的地ピレネー山脈を越えスペインからポルトガルの大陸最西端のロカ岬まで行ってみよう。兵頭
今朝は心地よい疲労感で目覚めた。昨日は今季週末6度目のスキーに行き、次第に強度と本数を増して来ていたので今回は自分としてはかなりハードに滑ったのである。先週はスノーボーダーに追突され、頭部をしこたま雪面に強打したものの、ヘルメットの恩恵を受けて頭は無事だったのであるが、その後遺症で首周りは軽度のムチ打ち状態になり8日経った今でも温感シップを張っており、ぎっくり腰の直りかけも合わさりオーバー目に言うと満身創痍状態であるのだが、気分は良い朝であった。
今私はスキーに再ハマリしている。眠りにつくときもターンのイメージトレーニングしながら寝入っている。ここに来て20代30代に出来なかったターンが出来だしたことが楽しさの一番の原因であるのだが、最近感じていたスキーの奥深さとスキーリフトに乗りながら読んでいる解剖学者の養老孟司先生の本にある人体の奥深さとが相まって、もう少しスキー操作上の自分の体の反応の変化を観て行きたい興味が出てきたのも一因である。
具体的に言うと、滑りの変化は内足加重にある。これを意識し出して6回目の昨日それがほぼ出来だしたことが、私のスキー技術を一ランク上げたと思っている。今までは一般的な外足加重のみであった。しかし、それでは内足は添え物状態で、エッジが一本しか立ってないので外に膨らみがちになるし、バランスを崩した時の内足でのリカバリーが貧弱であった。内足も無意識に使えることで二本のエッジを立てられ、シャープなターンもリカバリーも容易になる。車で例えると二輪駆動と四輪駆動の違いの様なものである。
さて、私は以前スキーには他のスポーツには無い特別な感情を持っていた。それは人生訓とも言えるものである。スキーで転んで立ち上がる事は、事業や仕事に失敗して起き上がることと類似している。実際私はスキーでは数千回転んでいる。それが最近は転ばなくなった。小じんまりと安全運転で滑ると転ばないが、それではスキー自体が退屈で詰まらない。転ばないスキーは詰まらないのである。だから転ばないような人生は詰まらない。
又、スキーは前傾姿勢を保つことが初級の初日に教えられる事であり大変重要なのだが、斜面の上に立つと上手く滑っているように見える人でも後傾姿勢になっている人が多い。これではスキーは旨くならない。前向きな姿勢や斜面に向かっていく勇気はどんな時も重要である。とこんな人生訓である。スキーに凝っていた若いころ、酔っては偉そうにこんなことを年上の人にも言っていた事を思い出した。
昨日はちょっと上達したが、いろいろやり過ぎて久しぶりによく転び、充実した日だった。 兵頭