アメリカ大リーグの今年の試合予定は、最終的に勝ち上がった本命のヒューストン・アストロズとダークホースのフィラデルフィア・フィリーズのワールドシリーズのみを残すことになった。私の予想はアストロズが勝つとしたら、圧勝でも接戦でもどちらでも勝つチャンスはあると思うが、フィリーズが勝つには接戦をものにするしかないであろう。
さて、ひいきの大谷選手であるが今期は満票でMVPを獲った昨年同様の活躍であったが、昨年の活躍度を「打6+投4=合計10」であったのが、今期は「打4+投7=合計11」であった。すなわち昨年より合計は上回っているので2年連続MVPは固いはずであるが、如何せん昨年よりもヤンキースの63本塁打(昨年の本塁打王より15本も多い)ジャッジ選手という強力ライバルが現れたので、さてどうなるかは来月を待たなければ分からない。
来年の予想を語る前に、昨年10月のこのブログで今年度の大谷選手に関する予想として「全ての障害を取り払った真の挑戦が始まるだろう」と期しているが、正しくその通りの、特にピッチングに関しては予想を大きく上回る活躍だった。世界のトップオブトップスの猛者たちを圧倒する場面も多々あった。来季もこれを継続できるであろう。
そして、今年ピッチングに比べたらイマイチのバッティングであるが、来期は今期どころか前期よりも大幅に成績UPになると予想する。理由はアメリカでの二刀流にも環境にも完全に慣れ、年齢的にも、体調も完璧な数年間のピークが来季から来ると思うからである。
絶えず良い物を求める求道者の姿を、外見は長嶋のように朗らかであるが、真は私が大好きだった王選手の姿を彼に見るからである。だから、私は彼のファンを止めれないのだと思う。彼はこのピーク時の数年間の内に三冠王+サイ・ヤング賞という、野球界で言えばノーベル賞+アカデミー賞主演男優賞クラスの異才ぶりを発揮するかもしれない。兵頭
これは巷で言う処の「整う」だろうか!?。
ある日曜日の午後、しばらく行って無かった「木乃香温泉」に行った。ここ何週かは泉質の良い比較的近くの、今治「鈍川温泉」に通い、ツルツルした質感のアルカリ単純泉の肌触りの良さと源泉かけ流しの澄んだ湯舟が、いいなぁーと思っていたのであるが如何せん、その温泉は露天風呂とサウナが貧弱なので、室内の湯船だけでは時間を持て余してしまう。それに、街に近いので比較的混んでいる(和風入れ墨も毎回数人)のも、松山から1.5時間掛かる山の上の木乃香温泉に足を延ばした理由である。
以前も書いたが、今世間ではサウナブームらしいのだが、私の中では一度目は数年前に終わり、今回の2度目ももう終わった(飽きた)ので、取り上げる程の事でもないのであるが、これがもしかしたらあれか!?と思ったので、書き留めておくことにする。
この日は入浴時間90分ほどで、20分と10分の2度サウナ部屋(90℃)に入り、冷水シャワーで汗を流して(冷泉風呂には入らない)露天風呂横の広い木製デッキで、雲もまばらな秋晴れの下で甲羅干しをしていた。火照った肌に太陽の日差しと秋の涼やかな微風が心地よく、ついうとうととする程の気持ちよさだった。「何も足さない・何も引かない」昔のウイスキーの宣伝文句ではないが、何もいらないままずぅーとこのままで時間の経つのも忘れる心地よさ、これが「整う」というのだろうか。以前ネットで意味を調べた事もあったが、忘れてしまった。
まぁいいか、私の場合は高原の風の吹く秋晴れの空の下(或いは盛夏の満天の星空の下でもいい)意識も心理的負担も無にした状態で体から温冷感が無くなる、そんな感じだろうか。泉質は全く良くない(露天風呂は温泉でもなく真水を沸かしたお湯)けど、やっぱり、ここはいいなぁ。兵頭
前々回の当ブログ「騎馬民族系」中で予想していた通りと言うかそれ以上に、娘の乗るバイク、トライアンフ・ストリートツインは50馬力の低パワーだけど900ccの排気量から発生するトルクがたっぷりとあり、フラットな出方をするので、非常に乗りやすく初心者かつ女性フレンドリーなバイクであった。一般道では60km/h、高速道では80km/h位のスピードでゆっくり流す乗り方が一番合っていて、気持ち良いのだろう。艶消しブラックの外観はそのエンジンスペックに合わせてクラシック調で、古い革ジャンとブーツで合わせれば決まりだ。
その初乗りをするにはどこが良いか、このバイクの特性と娘の腕前を考慮に入れて、北条の海沿いの道をツーリング先に決めた。そこに決めたもう一つの理由があのレストランである。それは今治方面へ向かい北条バイパスを抜け、道の駅を超えてしばらく行くと前方の海に赤い灯台が見えて来る。その正面にある喫茶店「IVY」だ。
駐車場の区画に2台のバイクを停め、二人乗りして来たもう一人の娘と三人で久しぶりの「IVY」の店内に入った。そこは今年行って来たロスアンゼルスの店に似て、煉瓦を積んだ重厚かつカジュアルでアメリカンな店内装飾である。店内の様子は全く記憶に無かったが、多分余り変わっていないのだろう。
ここは松山市内からは遠く、北条の中心からも離れている、周りには道路の向こうに広がる瀬戸内と霞んだ島々以外何もなく、今治までは未だ車で30分程の距離、買い物ついでとか観光地へのドライブついでには成りそうもない不便な此の地である。しかし、日曜日の昼時とは言えこの様な悪条件であるが、広い店内はほぼ満席であった。それも私の同年代がほとんどなのであった。これには娘と顔を見合って笑ってしまった。みなさんも若い時代のいい思い出があるのですね此処で。実はここは’80年代の松山のヤングのデートコースの一つだったのだ。
私は独身時代にポンコツVW初代ゴルフで来たな。車は間違いけど相手は誰だったかはっきり思い出せない。35年前だものそんなもんか。瀬戸内海の霞みのようなものだな記憶なんて、と思いながら同窓会風の人らで賑わうレストランを出た。
PS.娘はこのバイクを一生乗ると言っていた。遠い将来に乗ったバイクはまだ手元にあるが、誰と行ったか忘れたと言うのだろうか。兵頭